君とみたあの夏の流星群。

そんな私の様子を見ていた瑠奈ちゃんは、ニヤニヤしながら言う。


「ふ〜ん、その調子だと、いい感じに収まったみたいで良かった!」


「う、うん」


「おめでとう、星祈!でも、あたしからしたらやっとか!って感じだけどね。笑」


「それは、俺も同感!」


「それで!告白はどっちからしたの?!ってか、もう、キスとかしちゃった?!」


瑠奈ちゃんは私のベッドに身を乗り出すようにして、興味津々とした顔をする。


「……っ?!」


キ、キスって!


私は、昨日のキスを思い出して、カァーッと顔が赤くなっていくのが分かる。


「お、おいっ!き、桐葉!いきなり、キ、キスって!」


瑠奈ちゃんの発言に、私とほぼ同時に、一之瀬くんも顔を赤くする。


「ちょっと!一之瀬には聞いてないから!何、まさか、あたしとキスするの期待してんの?」

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