君とみたあの夏の流星群。

「いつからって、ずっといたけど?」


「えっ、そ、そうだったんだ。ってことは、碧都と一緒に来たってこと?」


「あー、まぁ、んなとこだな」


それにしても、一緒に来るなんて、碧都と結城くんいつの間に、仲良くなったんだろう……


「違うよ、星祈。コイツが俺の後をつけてきただけだから」


「あぁ、んだと!何で、俺がオメェの後なんかつけなくちゃいけねぇーんだよ!
つーか、俺も七瀬の見舞いに来たんだから、行く方向が一緒になんの当たり前だろーが!」


「……はぁ、静かにしてくれる?ココ、病院なんだけど?」


「皐月、オメェ…っ!」


今すぐにでも、掴みかかろうとする結城くんを碧都は、華麗に避ける。


でも……
何だかんだ、仲が良いようにも見えるのは私の気のせいなのかな?


それに、碧都も結城くんと話す時は、いつになく饒舌な気がする。

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