君とみたあの夏の流星群。
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体育祭は、終盤を迎え……
最後の競技のリレーが行われる。


学年での合同練習の時は、全員参加だったけど、体育祭本番のリレーは選抜メンバーの生徒だけ。


だから、私は、参加せずに、じっと、生徒の待機所から見守る。


そんな中、周りの女の子たちが声援を上げていた。


『皐月くーん!頑張ってー!』

『皐月くーん!ファイトー!!』


「碧都!頑張って!!」


女の子たちの大きな声援がされる中、私の声が、碧都に聞こえるわけがない。


私の声が碧都に聞こえるはずもなく、遂に……
アンカーの碧都の元へと、バトンが渡った。

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