君とみたあの夏の流星群。
「分かってるって。笑
お前こそ、七瀬さんが見てるからって浮かれて、調子狂うとかナシだからな!」
そう言ってから、樹はバトンを受け取る為に、スタンバイする。
あっという間に、アンカーの番になって、俺もスタンバイして、バトンを待つ。
「……っ、皐月、頼んだ!!」
俺の前を走るクラスメイトから、俺はバトンを受け取る。
「受け取った」
とはいえ、結構、距離、離れてるんだけど………
それに加え、アンカーだけ、グランドを2周するというルールがあるから、追いつくかどうか、何とも言えない…この状況。
まぁ、走るしかないけど……