君とみたあの夏の流星群。
碧都は小さい頃から、カレーが大好きで、よく、私の家に食べに来ていたから。
今日だって、本当に、お母さんが作りすぎたからっていうのもあるけど……
カレーの日は毎回、碧都も誘って夕飯を食べると決まっているようなもの。
私と碧都は、お互いにひとりっ子ということもあって、
小さい頃から、カレーの日に関わらず、碧都が家に食べに来てくることは多かった。
逆に、私も碧都の家でご馳走になることもあるくらい。
それくらい、私と碧都は、家族ぐるみの付き合いをしてきた。
「じゃぁ、支度が終わったら家に行く」
「うん!」
またすぐに会うのに、軽く手を振って、私と碧都はそれぞれの家に入っていく。