君とみたあの夏の流星群。

「あのさ、今日、おばさん、機嫌良いみたいだけど、いいことでもあったの?」


「あっ、お母さんね、何か、仕事が上手くいったみたいなんだよねー」


「なるほど」


碧都は納得した顔をして、また、お皿を拭き始める。


2人でしばらく、洗い物をしてると、部屋の整理をしに行く。と、
言っていた、お母さんが手に何かを抱えて、リビングに入ってくる。


「星祈ー!碧都くーん!部屋の整理をしてたら、アルバムを見つけたの!良かったら、見てみない?」


何かを持ってると思ったら、アルバムだったんだ。


「あっ、碧都くんは、時間は大丈夫かしら?」


「はい、大丈夫です」


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