君とみたあの夏の流星群。
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───お父さんとの思い出


小さい頃、毎年夏には、田舎に住む祖父母の家に、お父さんとお母さんと遊びに行っていた。


そこで、毎年、流星群を見るのがお決まりで、幼い私は、流星群を見るのが楽しみで仕方がなかったのを覚えてる。


雲ひとつない空に無数の星がキラキラと光って、流れていく……


『わぁー!おほしさまがいっぱいで、きれいー!』


駆け回っていた私は、お父さんに抱きかかえられた。


『星祈、少しお父さんのお話を聞いてくれるかい?』


『うん!』


『これから、星祈に少し難しいお話をするね。
お父さんとお母さんは、星祈が幸せになれるように。幸運を祈ってるよ。そんな願いを込めて、"星に祈る"と書いて、星祈という名前にしたんだ。

だから、星祈はきっと……


幸せになれるよ』


『うーん、しあわせー?こーうん?よくわかんないけど、わたし、しあわせになるー!!』


お父さんは笑いながら、『うん。幸せになるんだよ』そう言って、私の頭を撫でてくれた。


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