君とみたあの夏の流星群。
えっ?
碧都が私と一緒に来てくれるの?
「碧都くんがいいなら、とても有難いことだけど……本当に、いいの?」
「はい、もちろんです。星祈だけで行かせるのは不安ですし、それに、俺も、流星群見てみたいので」
「碧都くんなら、安心して星祈を任せられるし、そしたら、おばあちゃん家に泊まらせてもらいましょう!
流星群を見るとなると、夜遅くになるし、どうかしら?」
「俺は、いいと思うんですけど、星祈は……」
チラッと、碧都からの視線が感じられる。
うぅ、行きたいけど……
泊まりって……
碧都は、私と泊まることになっても、何とも思わないの?
やっぱり……
碧都にとっては、私は、ただの幼なじみでしかないんだ…。
そう思ってしまって、ズキンと胸が痛む。