君とみたあの夏の流星群。
「まさか、星祈……碧都くんと一緒に行くのが嫌なの?」
「いや、違っ!そんなわけない!」
私がドキドキし過ぎて持たない。ってだけで……
とは、碧都の前では言えるわけがなくて、話はどんどん進んでいく。
「じゃぁ、決まりね!!
早速、おばあちゃんに連絡入れてくるわ!」
お母さんは、スマホを片手にリビング出て行こうとするのを私は、慌てて、呼び止めた。
「ま、待って!お母さん、友達も誘ってもいい?」
「まぁ、お母さんは、いいと思うけど……碧都くんは……」
「……いいですよ。そしたら、俺も、1人友達を誘いたいんですけど、大丈夫ですか?」
「もちろん!そうと決まれば善は急げ!ってことで、お母さん、連絡してくるわね!」
今度こそ、お母さんはスマホを片手に持ちながら、リビングを出て行く。