君とみたあの夏の流星群。

懐かしさ

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【星祈side】


階段の下からお母さんの呼ぶ声がする中、私は、ドタバタと支度をしていた。


「星祈ー!碧都くん、待ってるわよー!」


「うん、すぐ行く!」


よりによって、旅行当日に寝坊するなんて、最悪過ぎる。


今日が来るのが待ち遠しくて、楽しみで、昨日の夜は、眠れなくて、深夜まで起きていたら、完全に寝坊してしまっていた。


いつもは、目覚まし時計が鳴る前に起きてるのに、今日に限っては勝手に止まってた。


いや、私が止めたんだけど!


でも、寝坊したといっても準備を急げば何とか間に合う時間に起きてたはずなんだけど。


なかなか、服も髪型を決まらず、碧都を玄関先で待たせる始末。


こんなことになるなら、昨日の夜に服も髪型を決めておくべきだった。と、後悔しても遅い。


急いで支度を終わらせて、私は、大きめのバックを抱えて、部屋を飛び出す。

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