君とみたあの夏の流星群。
「いいよー!でも、星祈、新幹線に乗り遅れるから、急ぐよ!」
「うん!」
私と瑠奈ちゃんが、先に改札口を抜けて、後を追うように碧都と一之瀬くんが続いた。
祖父母の家までは、新幹線で2時間かけて、最寄り駅に着いてから、車で30分程かかる場所にある。
お母さんと行く時は、いつも、車で祖父母の家まで行っていたんだけど……
今回は、お母さんが新幹線を予約してくれたおかげもあり、4人で新幹線に乗り込んだ。
何とか予定の新幹線に乗ることが出来て、早速、座席を向かい合わせにして、
窓側に私と、碧都が、通路側に瑠奈ちゃんと一之瀬くんが座わった。
目の前が碧都だと思うと、何だか緊張してくる。