君とみたあの夏の流星群。
新幹線の中では、お互いに持ってきたお菓子を食べ比べたり……
雑談したりして、あっという間に2時間は過ぎていった。
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新幹線を降りて、改札口を抜けると、見たことある人の姿を見つける。
「あっ、おじぃちゃん!」
「星祈ちゃん、おじぃちゃんが迎えに来たぞー!」
私の姿を見るなり、ニコニコと手を振って、私の名前を呼んでいる。
ちょっと、恥ずかしいから、やめてー!
と、心の中で思いながら、私は、駆け寄っていく。
私の後を追うように、3人もおじぃちゃんに駆け寄って、ほぼ同時に挨拶をする。
「「「星祈(七瀬さん)のおじぃさん、こんにちは!」」」
「おぉ、よく来てくれたね。車で迎えに来たから、皆、車に向かおうか」