君とみたあの夏の流星群。
「碧都?」
「………」
えっと……
これは、どういう反応?
碧都との会話が続かず、沈黙が訪れる。
その雰囲気を悟ったのか、一之瀬くんが話を切り出してくれる。
「……あの、さ、時間もないし、早く4人で行こうぜ!」
「うん!賛成!ほら、星祈も皐月くんも行こう!」
2人にそう言われ、私たちは縁日が開かれている神社の通り沿いまで歩き出した。
歩いている間も……
碧都は、無言のままで、静かに後ろを歩いてるだけ。
碧都の口数が少ないことは、今に始まったことじゃないのは分かってるのに。
私は、そんな碧都の態度が気になって仕方がなかった。