きみは俺だけの彼女


「………」



無言で空人の話を整理する。



空人は一気に話したからかアイスコーヒーを一気飲みして追加注文をしてる。


空人が席に戻ってから、俺は今までの疑問をなげた。



「空人が俺を旅行に誘ったのは、乗馬と、もう一つは俺が雪姫を好きな事がバレたからだと思ってた」

「そうだよ。でも、それだけじゃなく、雪姫が正騎を好きだと思ったからだよ」



「もしそうだとして、お前は雪姫が好きなんだろ?なんで俺を雪姫に近付けた?」

「好きだからに決まってんだろ。くっつくなら雪姫が両思いになって良かった。
ダメなら俺にチャンスが来る」

「…………」



あまりにもあっさりと話す空人を見つめる。

< 208 / 263 >

この作品をシェア

pagetop