きみは俺だけの彼女



月曜日。



朝、いつものように家を出た。

そしていつものコンビニの交差点で声をかけられた。


「正騎っ!」

「空人?どうした?」

焦って走ってきた空人に違和感を感じた。



「雪姫が、一人で先に、行った」

息を整える間も惜しいのか、それだけ言うと再び走り出した。

俺もすぐに後を追う。


別に朝から何かあるとは思ってないが、誕生日の前日に一人で空人に何も告げずに行動したのが気になった。


< 212 / 263 >

この作品をシェア

pagetop