きみは俺だけの彼女




ヤバいな……。


勝手に顔がニヤける……。




泣き止んだ雪姫を控え室に連れて行った。

一人で帰らないように念を押して雪姫を待たせてる。 




急いで弓矢を回収し、片付けてから更衣室に飛び込んだ。

雪姫を待たせてるから速攻で着替えてるのだが、嬉しくて顔がニヤける。

雪姫を家まで送るのは当然だが、まだ帰りたくない気持ちもある。



帰り道にどこか寄り道でもしようかな?

でも、また熱が出るとマズいか。

明日は雪姫の誕生日だから、真っすぐ帰さないとダメか……。



なんて考えるより先に雪姫のところに行こうと急いで道着をバッグに詰め込む。

そうだ、今度は雪姫と一緒に来よう。

雪姫もきっと弓道をやりたいと思うから。



バッグを手にすると控え室に急いだ。

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