きみは俺だけの彼女


雪姫が大人しくなると古谷は はしゃぎだした。

それでも寝てる雪姫を思ってか、小声で後部座席の俺らに話かけてくる。



時期的に牧場周りの紅葉が少し色を付けてるかもしれない。
海に近い牧場だから外の散歩コースは浜辺を歩くことも出来ると。


コテージの物はなんでも好きして良いとか、
部屋数があるから個々で一部屋使ってもいいが自分は雪姫と同じ部屋にすると言われたら俺らも二人一部屋にするしかないだろう。


余程楽しみにしてたのか、古谷は牧場まで延々と話し続けた。


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