きみは俺だけの彼女
相変わらず古谷は空人に付きっきりだ。
空人は飲み込みが早いのか、馬が良いのか、既に一人で馬を歩かせている。
雪姫は何もしてないから、暇していないか?と柵の外を見渡して雪姫を探す。
すると何故か柵に隠れるように寄りかかって俯いていた。
思わず駆け寄って声をかけた。
体調が悪いわけではないようだが、かなり気落ちしてる気がした。
だから気分転換になればと提案した。
近くで見ていたオーナーが賛同して雪姫を柵内に連れてきた。