きみは俺だけの彼女




少しだけ色付き始めた林の中。

俺と雪姫は何も話さずに辺りの景色を眺める。



何気なく前に座る雪姫を見ると、雪姫は上を向いてじっと見ていた。
俺も気になって見上げると、空を背景に色付きはじめた葉が重なり風で揺れ動く景色が広がった。


今まで乗馬をしていてこんな風に見上げることがなかったな……。



同じ景色を雪姫も見てると思うとそれだけで嬉しくなる。


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