マシュマロベイビー
「アラタ頼むっ!」
アラタの前で1列に並んで
頼み込むクラスメイト。
「何で俺なんだよ。
おれは店担当って決まってたじゃん。
クイズは、あらポンだろっ」
何とか避けようとする
アラタに。
「クイズ出ない代わりに
しっかり稼ぐって話しだったのに
お前と奏がいきなり
抜けっから、女の子が来なくって
売り上げがガタ落ちなんだよっ」
「頼むっ!アラタ!
お前しかいないんだよ。
ウルトラクイズで挽回してきてくれ!」
「お前の足ならできる!」
頼み込まれるアラタ。
「マジかよー」
萌がいるのに…
まだ、あきらめられないアラタに
「萌ちゃんは、ちゃんと見とくから。
いい加減あきらめろ。アラタ
お前に選択肢はない。
だって、お前にかかってんだぞ?」
コウタの非情な言葉。
…っくしょー。
「わかったっ。やればいいんだろっ!
萌!
絶対そこいてね!ぜったいだよ!
コウタ!頼むぞ!」
「よっしゃーっ
アラタ。行くぞっ!」
アラタはクラスメイトにしがみつかれるように
拉致られていく。
さあ、1年機械科アラタくん。
若業名物
ウルトラクイズに強制出場。