幼女総長と不良たち


明かりのついた居間で壁に持たれてテレビを見ていた私に、

のそりのそりと本当の猫のように四つん這いで近付いて来る四竃。


学校とバイトで相当疲れてたんだと思う。

本来ヴァンパイアは1ヶ月に1~2回程度の吸血でいいのに、四竃は週2のペースで血を飲んでいるらしい。


その日は顔色も悪く、目もうつろだった。


四竃がテレビのリモコンを取ると何故かボリュームを小さくする。

今は何時くらいだろう。

きっと深夜アニメが始まったとこだから、2時くらいだろうか?

突然来るもんだから、私はTシャツに短パン姿で慌ててブカブカのパーカーだけ羽織った。

いつも胸を触ろうとしてくるから、そこだけはなんとか守ろうとすることに気を取られて、

脚はそのまま短パン姿だった。


今思うとどれだけ四竃に気を許していたのか

さすがに無防備すぎた。



「・・・姐さん、誘ってる?」

「・・・は?」

「さすがにミニパンは理性保てないかも。」

「・・・別に・・・
あなたのタカが外れた時は殴り倒すだけ。」

「・・・そっすか。。」


音が小さくなったテレビに目を向け体操座りをする私に、

四竃が私の太ももを横からするりと撫でてきた。


「・・・・・・」

「どうしよっかなー。こっから吸おっかなー。」

「・・・・好きにすれば?」

「うん、じゃあ吸い易そうな場所探すね?」

「・・・」


「だからちょっとさ、

脚開いてみてよ。」



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