幼女総長と不良たち
「・・・マジで吸うよ?」
首を縦にも横にも振らない私の顔を確認すると、四竃が机をテレビの方へと追いやる。
テレビの画面がぼやけた気がした。
「嫌なら叫ぶなり蹴るなりすればいいから。」
四竃の口調がいつもと違う。
いつもの口調は彼なりの敬語で、19歳の四竃は私の次に年長者だ。
それでも皆に敬語なのは一番最後に仲間に入ったから。
極道の厳しい上下関係が染み込んでいるらしい。
四竃が私の両脚の間から膝裏に腕を入れると、
あっという間に背中を壁から床に引きずり下ろされた。
「っ///・・・」
膝を曲げたまま股を開くという恥ずかしすぎる体勢に両膝を閉じようとする。
でも直ぐに小さく「ダメ」と甘えたような声が聞こえて
左足の膝裏だけを掌で掴まれ、そのまま上へと持ち上げられた。
羞恥の極みに耐えきれず、思わず顔を両手で覆い隠す。
なんだこれ・・・!
熟女好きが何やってんだ!!
私の狂血の匂いを吸いこむような息の音が聞こえたその直後
太ももに四竃の吐く息を感じ取った。
でも甘い吐息は一瞬のうちに小さな痛みへと変わる。
柔らかい部分に刺された牙の鋭さに自分の息が荒くなり、
四竃の唇で強く吸引される感触に予期せず声が漏れた。
「ふっ・・・んん"っ・・・・」
自分の声が部屋に響いた気がして身体が一層熱くなる。