幼女総長と不良たち


恥ずかしさが込み上げて熱くなりそうな顔で私は必死に睨みを効かせた。


でも四竃も負けじと言い返して来て


「俺らだって一緒に居たいよ!!!!」

「っ」

「一緒に居たいから、

散々あんたのために色々やって来てんだよ!!!!」


・・・知ってるよ。

私のために一緒のアパートに住んでくれてることも、私のために皆が気を使ってくれてることも・・・。



「今日だって三潴サン、あんたに惚れたって男んとこに1人で乗り込んで行ってんだよ!!!!」

「え?!」

「あんたに惚れたって男はそれなりにいんだよ!!!!ガサツでも顔が可愛けりゃ惚れる奴だっていんだから!!!!」

「なっ」

「三潴サンがいつも馬鹿みたいに喧嘩の理由作ってくんのだって、

全部わざとなんだよ!!!!」


その言葉に、

熱くなった自分の顔が歪みそうになった。


狡い・・・

何それ・・・

そんなの、知らない・・・。


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