幼女総長と不良たち
四竃は病院から外に出た後、俺らに縋るように泣き喚いた。
自分が織果を総長にしたせいだって。
織果にとっても俺らにとっても
あまりにも辛すぎる出来事だった───。
『女の嫉妬を上手く緩和させるには超絶イケメンであるこの僕が合コンに参加することじゃない?』
二越がさらりと言い放った。
心底アホだと思ってはいたが、女嫌いの二越が自ら合コンをすると言った作戦が今のとこ見事に成功している。
別に女共も本気で二越とどうこうなりたいと思っている訳じゃない。
当たり前だ。
あんな糞我が儘な悪魔と本気で付き合いたいと思うやつなんざ菩薩くらいだろう。
二越や四竃が言うには、俺らと関わりを持つことで女は満足するらしい。
それを自慢できることが女のステータスであると。
それでも一夜でいいから抱いて欲しいと言ってくる女共は三潴が美味しく(?)頂いている。
アイツは性欲のバケモンだ。
だがしょっちゅう合コンに行っていると知ったら織果はどう思うだろう?
アイツのことだから何とも思わないだろうか??
それでも俺は絶対に知られたくない!!
俺と二越と四竃は隠そうとしても、三潴だけは不意にばらそうとするのが本気でムカつく。