幼女総長と不良たち
だから俺は願った。
───織果の血は俺だけが飲めれるようになればいいと。
いっそのこと子供にでもなれば、身体が小さい分血液量は減るし、せいぜい1人が飲めればいいとこだろう。
それに子供なら誰からも嫉妬されることはなくなる。
織果も家事が得意な俺を頼るようになるかもしれない。
俺も織果を頼り、織果にも頼られる関係。
なんとも美味い話だ。
しかし美味い話にはウラがある。
そしてあの日、
信じられんことに本当に織果が子供になってしまった!
───織果の力が失くなるという代償を払って。
だから俺が願った代償は俺が払わなければならない。
死ぬ気で守ると誓うと──────