幼女総長と不良たち
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織果の小さな小さな首筋。
仰向けに寝転ぶ俺の顔を覆うように首を差し出す。
壊れないようなるべく優しく牙を立て、でも唇全体でかぶり付く。
飲みすぎないよう、気を計らいながら。
「・・・なあ」
「・・・何?」
唇を離した俺から顔を持ち上げ、俺の顔を覗き込むように織果が見る。
口に残った甘い血を生唾と一緒にゴクリと飲み込んだ。肩の痛みが徐々にひいていく。
「・・・お前、いつになったら責任取ってくれんの。」
「・・・・・え?」
上から織果が俺の目の下のキズを見つめ、すぐに視線を横にやる。
小さな顔が真っ赤に染まった。
どうしたもんか、めちゃくちゃ可愛い・・・。
お前、その顔は、俺に「責任取る」って言ったこと
覚えてる顔?
可愛いすぎて、ついその小さな唇を下から啄んだ。
・・・まさに鳥のようなキス───
何やってんだよ俺。アホらし・・・。
腕を回した織果の小さな背中が一気に熱を持つ。
大きな翠の瞳でそっと俺を見つめた。
・・・クソっ・・・
小さい織果に手が出せるのはここまでか?
・・・つか俺は我慢できんのか?!
いつまで我慢しなきゃならんのだ!!??
窓から入って来た風で織果の服の袖が少し捲れた。
袖の隙間から見えた肩には
痛々しい青紫色の咬み痕があった。
───っ!!
アイツに咬まれたのだろうか?!!
目を見開き顔を歪ませるも
・・・痛みを出さない織果の気遣いにそっと目を瞑った。