諦めた心

私は、奥菜 一華となった。

そんな私達の住まいは、
哲也さんが平屋の家を買ってくれた。

私の実家の近くで
家の中は、
私が歩きやすいように
工夫がされていた。

庭は、千亜季さんと静さんが
ガーデニングしてくれて
すごく綺麗でいつまで見ていても
飽きない。

写真撮影では写真を一杯撮って
沢山食べて、飲んで帰宅した。

この家は、全てがでかい
キッチンもリビングも
お風呂も脱衣場もベッドも
私の側にいつでも自分がいるように
哲也さんがしたのだ。

私達は、今日初めて結ばれる。

キスは、何度もした。

哲也さんは、私を脱衣場に
そのまま連れていき
服を脱がせる
明るい所で見られたり
するのが嫌だとなんども
言ったが、直ぐに却下された。

逆に
「なぜ、隠す必要がある?」
と、言われる始末で······

全部脱がされて
哲也さんも全部脱いで
シャワーを浴びて
身体や髪を洗い
湯船につかる

ザバーンとお湯が出ていき
可笑しくて笑っていると
てっちゃんが後ろから
私を抱きしめて
うなじにキスをする
くすぐったくて
身体を捩ると
「一華、好きだ。愛してる」
と、言うから
「私も、好き、哲也さんが大好き」
と、言うとそのまま抱き上げられて
身体を拭かれながら
寝室のベッドに運ばれ
そっと下ろされる。

お互いに見つめあい
どちらともなくキスをする
キスは段々と深くなっていき·····

てっちゃんのキスは
いつも優しくて好きだなぁ
と、思っていると
身体中にキスが下りる

お腹や背中の傷には
より丁寧に舐められたりキスされたり
「一華の胸、気持ち良い。」
胸を揉みながら身体中キスをする
「ん····んっ·····」
足の指も一本、一本にキスを
していく、とても優しく
腰の辺りがムズムズして
上にずり上がると
「なに、逃げてんの」
「だって、腰がムズムズするから」
「ふ~ん、そうなの」
と、ニヤニヤしながら
てっちゃんの指と口は
私の身体中をはい回る

頭が真っ白になりかけた時
てっちゃんの指が私の中に入り
ピクンっとなる
「やっ·····ふぅ····ん····」
「嫌じゃないだろう」
と、言うてっちゃんに
指で抽送を繰りかえされ
「あっ····ん······っ····」
と、意識を持って行かれそうになると
行きなり哲也さん自身が入ってきて
「うっ····ひゃっ·····ああっ····ん····」
「くっ····きっ···いち···かっ···
   ちから···ぬい···て···」
と、言われても
どうしてよいかわからず
首をふっていると
より一層、中に哲也さんが入ってきて
「····ふ····ぅん····もぅ····む···り··」
「まだだ···まだ··全部入って···ない···」
と、言われて
どんだけ大きいの
と、思っていると
一度優しく抱き締められて
うつ伏せにゆっくりされる
こっちの方が一華に楽かな··と
腰を持ち上げられ
後ろから入ってくる哲也さんに
背中がしなる
哲也さんが背中の大きな傷に
唇を寄せるから
ピクンピクンと身体が動く
胸をワナワナ揉まれながら
哲也さんが抽送を繰り返し
奥に奥に入り込んでくる
「·····うっ····もぅ···んっ····」
「ああっ···おれも···いっ··しょに···」
と、言って深く腰を打ち付けて
哲也さんは、果てた。

私はその間 何度もいかされて
意識をなくした。
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