世界でいちばんのお兄ちゃん2
次の日の朝


「なぁー、なんでそんなに冷たいの?」

瞭兄に聞かれたから私は

「別に」

ムスッとしていた

他のお兄ちゃんはっていうと

「結菜ー、お前、瞭汰取られるの嫌なんだろー?」

グサッときた

「…」


「結菜、可愛いな。」

快兄に言われてしまった

「う、うるさい!」

私は、怒った




「結菜。」

瞭兄に手招きされた

「大丈夫だよ。

結菜にも良い人ができて、

俺の事なんか考えなくなるから。

でもな?

離れようが、兄妹だから

ずっと繋がっていような。」

そう言ってギュッと抱きしめる瞭兄

私は、その優しさに癒されてしまった
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