世界でいちばんのお兄ちゃん2
今日は、瞭兄が家を出ていく日
瞭兄が家に来てから、約10年
料理を作ったり、勉強を教えてもらったり
幸兄の次というほど、たくさんお世話になった
1ヶ月後に、瞭兄と陽菜さんの挙式が開かれる
この家族の中に入るけれど、
私が居ることもあって、
別に暮らすみたい
兄妹はいつもいるものだと思ってたけど
いつかは、旅立つ日が、別れを惜しむ日が来るってことを
奏兄が亡くなってから、痛感させられた
いくら、血が繋がっていないとはいえ
10年という月日を、毎日過ごせば
家族以上に生まれるものは無い
「じゃあーな。」
瞭兄はニコニコしていた
いつだって、人一倍笑顔な瞭兄
明日からは、毎日見れなくなる
だけど、
「結菜。」
私を呼んでくれたら
「お前のお兄ちゃんでいることには、変わりないから。
寂しい顔すんじゃねーよ?笑」
茶化す瞭兄
「わかった。
寂しいけど、陽菜さんとお幸せに。」
私も心から受け入れるのは、まだ無理かもしれないけど
瞭兄が選んだ答えに
口出しするのはおかしいと思う
だから、私も
笑顔で送り出す
瞭兄が家に来てから、約10年
料理を作ったり、勉強を教えてもらったり
幸兄の次というほど、たくさんお世話になった
1ヶ月後に、瞭兄と陽菜さんの挙式が開かれる
この家族の中に入るけれど、
私が居ることもあって、
別に暮らすみたい
兄妹はいつもいるものだと思ってたけど
いつかは、旅立つ日が、別れを惜しむ日が来るってことを
奏兄が亡くなってから、痛感させられた
いくら、血が繋がっていないとはいえ
10年という月日を、毎日過ごせば
家族以上に生まれるものは無い
「じゃあーな。」
瞭兄はニコニコしていた
いつだって、人一倍笑顔な瞭兄
明日からは、毎日見れなくなる
だけど、
「結菜。」
私を呼んでくれたら
「お前のお兄ちゃんでいることには、変わりないから。
寂しい顔すんじゃねーよ?笑」
茶化す瞭兄
「わかった。
寂しいけど、陽菜さんとお幸せに。」
私も心から受け入れるのは、まだ無理かもしれないけど
瞭兄が選んだ答えに
口出しするのはおかしいと思う
だから、私も
笑顔で送り出す