天使で天才なキミ
 それは、一瞬だった。 

 目を奪われた

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 中学の入学式。保護者と新入生でごったがえしている生徒玄関。クラス編成表の前にキミはいた。

 まだまだ小学生のような華奢な身体つき。白い肌。どこか儚げな雰囲気を纏う綺麗で優美な少年。

 好き。率直にそう思った。こんなに綺麗な人がいるんだな。

 入学式が始まっても彼のことが頭から離れなかった。
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