君といっしょに Second
「…少し、呼吸音が気になるね
本当は詳しく検査したいけど、たくさん嫌なことすると結愛ちゃんも怖がっちゃうしあと1つだけ、やったら薬処方するね 」
「はい 」
中澤先生は、陽翔みたいに患者さんの気持ちも考慮して進めてくれる。
けど涙目のままの結愛…
「結愛ちゃん、ここに息を吸って、吐いてできるかな? 」
「…………………」
無言のままの結愛を抱っこして、
先生が指す機械の前に連れて行く
「結愛、ここに息を吸って、吐くだけだから頑張ろう? ママも手握っているから」
「………痛くない?」
「痛くないよ 」
「じゃあ、頑張る………」
結愛が機械を口に当てて吸ったり吐いたりしている間、先生には真剣にデータを見ている。
「結愛ちゃんよく頑張ったね
じゃあ、少し話すことあるからお母さんといっしょに椅子に座ってね 」
「…うん」
結愛を抱っこして、椅子に座った。
内心は何言われるか不安だったけど結愛もいるから、表情には出さないようにする。