君といっしょに Second

だって………

私が、弱いから

健康な体に生んであげられなかった
だから結愛が病気になっちゃったんじゃないか…



それに、私のせいでこれから、たくさん結愛に我慢させなきゃいけない…

昨日も今日も走り回ろうとしていたけど、何度も止めた。

結愛に注意する度、心がチクチクと痛む




「結菜、苦しそうな顔しているけど
1人で抱えこまないで。
俺もいっしょだから 」


涙がなかなか止まらないから、声をかけてくれる陽翔…


「ごめんね…ずっと不安だったからちょっと疲れてて。
でも、陽翔がいてくれればもう大丈夫だよね ありがとう 」


私のせい…
そんなこと言っても暗くなるだけだから
あえて笑顔でを作った。



「でも、もっとギューして 」

弱音を吐く変わりに陽翔の腕の中に入った。



< 110 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop