君といっしょに Second

結菜side



「また、迷惑ばっかり……… 」


陽翔が結愛を迎えに行って一人になると
そうつぶやく。

ただでさえ…結愛に辛い思いさせているのに…

その上勝手に体調崩して陽翔に家事とかやらせて…



「ただいま ー 」


20分くらいたった後、陽翔と結愛の声が聞こえる。


「おかえりー 」


体調不良や、精神的に辛かったりしたけど
笑顔を作る。


「結菜………」


名前を呼ばれて数秒間見つめられた後
陽翔に包みこまれる…


「結菜にばかり辛い思いさせて本当にごめん 」


最初陽翔が何を言っているのかわからなかった


「結愛のことは辛いと思う
けど結菜は何も悪くないから 」


「でも……… 」


「でもじゃない。
結菜が俺や結愛を大事にしてくれるように
俺や結愛も結菜のことが大事なの

だからこれ以上自分を責めないで 」


結愛がいるから、涙を流さないようにしていたけど、気づけば涙が…


そんな私を見て結愛が近くまできてハンカチで涙を拭いてくれる。




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