君といっしょに Second
「…む…り………吐きそう…」
口もとを抑えながら、泣きそうな顔をしてそう言う結菜…
抱っこして、洗面所まで連れていくと
「オェ …ゲホッ………ゲホッ………」
すぐに、吐いてしまうけど、何も食べていないから、胃液しか出てこない。
でも、なかなか吐き気が止まらないみたいで5分くらい吐き続ける。
やっと吐き気が治まったころにはグッタリ
で涙を流しながら俺によりかかる…結菜
洗面所は寒いからすぐにリビングに連れていって、ソファーに座らせ毛布をかける。
「………ごめんな
やっぱりご飯の匂いした? 」
俺がそう聞くと、少しだけ
うなずいて、さらに涙が溢れてくる。
その姿を見て、
たまらなくなりそっと、抱きしめると…
「か…な……しい…の 」
小さな声でそう言う、結菜に耳を傾ける