君といっしょに Second
「………入院はいや」
顔が曇り、悲しそうな
表情をしてそう言う。
「………でも、このままだと
俺がいないときに結菜が倒れちゃうかも
しれないからさ…」
「…迷惑なんでしょ ?
私がこんなだから グスン…もう陽翔嫌い………」
嫌い…なんて本心じゃないことはわかっている。
だけど、結菜は心も体もそこまで追い詰められているんだろうな………
「…俺は一度でも結菜のことで迷惑なんて思ったことないよ。 結菜と赤ちゃんが大切なんだ。だからお願い」
うつむいている結菜の顔を覗きこむ
「グスン……いやだけど
赤ちゃんのため…なら入院する
あと、嫌いなんてうそ………ごめんね」
涙を流しながらだけど
そう言ってくれた。