君といっしょに Second

「結菜、すぐ病院いこう
不安だと思うけど大丈夫だから」


そう言って、
抱っこして車に連れていかれた。


「…陽翔 ウッ………赤ちゃん ………
大丈夫なの…?…………はぁ………はぁ

こ…んなに、早く………本当に
産まれちゃうの…?」


痛すぎてやっとの思いで声をだす。


「結菜みたいな若い子は早く産まれることもあるみたい。 普通よりかなり小さく産まれるけど………湊も俺もいるから絶対大丈夫。

赤ちゃんのことは助けるから」

「あ…りが……とう
痛っー ………はぁ………はぁ 」


さっきよりもさらに
痛みが増して
こんな痛いの経験したこと無いくらいの
痛さになってきた。


「結菜、もうすぐつくから深呼吸だよ
頑張って」



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