君といっしょに Second
「…結菜、辛いよな、よしよし」
「グスン………ごめん…なさい
ヒック ヒック グスン……汚くして…………」
嫌だよ………
つわりの辛いのとかじゃなくて
頑張ろう…と思っているのに
言うことを聞いてくれない自分の体が嫌
陽翔に迷惑かけちゃうのも弱い体のせい
「結菜、俺は汚いなんて思わないから
謝らないで 」
そう言って、抱っこして私をソファーに戻してから、床に広がった嘔吐物を掃除する。
「グスン………だって こんなことまで
やらせて………本当は………嫌でしょ… ? 」
迷惑ならそう言ってよ………
そう思っていると……陽翔の口が開く
「全然嫌じゃないよ。
むしろ、こんなぐらいしか俺にはできないから…俺がやりたいの だから何でも俺に頼って 」
優しすぎる言葉に子どもみたいに
号泣してしまう………