君といっしょに Second
「……て、…点滴………するんでしょ…?
頑張るから………大丈夫…だよ 」
しばらくすると
震えた声でそう言ってくれた。
もう一度ギュッ…と抱きしめて
頭を撫でてから点滴の準備をする。
結菜を見ると、
大きな目に涙をためているから
顔をそっと撫で声をかける。
「………大丈夫…?」
「…うん……早く良くなって、結愛のお世話したいから……」
「じゃあ、手をもつよ
痛いけどごめん」
「…うん」
丁寧に消毒をして
針を刺す…
「……痛っ 」
結菜の目から涙があふれ出してきた
から針を刺して終えてすぐ、そっと涙を拭う。
「よく頑張ったな…
一人で家に返すのは心配だから
空いている部屋で俺が仕事終わるまで
寝ようか 」
そう言って、
結菜を抱っこして隣の空き部屋に連れて行って寝かせる
「疲れからくる風邪だと思うから
ゆっくり休んでいればなおるから
おやすみ…」
目をつぶって
ゆっくり頷く結菜の頭を撫でながら
「…いつも、ありがとう」
と言う。
結菜は疲れが溜まっていたみたいで
すぐに眠ってしまった。