君といっしょに Second
「じゃあ、刺すよ…」
陽翔が針を刺したみたいで
「ぎゃあああぁぁ……ぎゃあああぁぁ…………」
ずっと泣いていたけど
さらに大声で泣いてしまう………
「はい、終わり…」
陽翔は結愛の頭をそっと撫でてくれた。
「結菜、いっしょに帰りたいし
もう少しで仕事終わるから、
少し待合室で待っていてくれる? 」
「うんっ わかった 」
大泣きの結愛を抱っこして診察室を出て
待合室の椅子に座る。