好きって言わせるから。



「あっ!! 彩葉ちゃんと心桜ちゃんだ!!」




そんな明るい声が聞こえれば何度か話しかけられたことがある茶髪でチャラそうな明るい男の子。



その後ろには3人の男の子が立っていてその内の2人は叶斗と黒瀬くんだったりする。




「ねぇ!! この際なんかの縁だと思ってさ一緒に座らない??」




「どうする?」と彩葉ちゃんに聞いてみれば彼女は微笑んで「私はいいよ」と答えた。




彩葉ちゃんにもそう聞かれ私も彼らにいいよと答えてしまった。




気持ちは反対方向に向いているというのに…




けど彩葉ちゃんは叶斗と一緒にいたかったみたいだったから断れるに断れなかった。



それにきっとこの人たちがここにいるのはきっと黒瀬くんが仕組んだこと…


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