好きって言わせるから。



「おい聞いてんの」



肩にポンっと手を置かれて後ろを向けばそこには黒瀬くん。



「っ、なんでしょうか…」



黒瀬くんと話すの久しぶりなきがする…




「せっかく俺が諦めるって手をひいてんのになんでお前ら仲悪くなってんの?」




叶斗のことかな…



ていうか…




「……黒瀬くんがあんな誤解するようなこと言うから!!」



「一限目さぼったのは本当のことじゃん?」



っ…



ほんとうに黒瀬くんといるとろくなことがない。




でも叶斗が私に怒ってるのは黒瀬くんのせいなんかじゃない。




私のせいだから。私が嘘をついたから…


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