好きって言わせるから。
ほんとに仲直りできる方法教えてくれるのかな…
なんて不安を覚えつつ放課後多目的室にやってきた。
使われていない多目的室に来るとすでに黒瀬くんがいた。
「あ、あの…仲直りする方法を教えて欲しい、です…」
仲直りの方法を教えてくれるって言ったのになぜか無言で距離を縮めてくる黒瀬くん。
「っ、近いよ黒瀬くん…」
「仲直りしたくないの?」
「っ…したい…けど…!」
なんでこんなにも距離が近いの??
「じゃあ俺のいうこと聞いて。そしたら仲直りできるから」
「方法は教えてくれないの…?」
「今実行してる」