好きって言わせるから。
けど、どんなに鈍感って言われても叶斗が好きって言ってくれたことが嬉しい。
「もう離れて行かない…?」
「離れて行かない。ごめん。嫌いだなんて思ってないこと言って」
そういいながら頭を優しく撫でる叶斗。
良かった…
本当に嫌われたのかと思ってたから…
「好き…っ」
もう1度言いたくなって、でも恥ずかしくなってまた叶斗に顔隠すようにぎゅっと叶斗に抱きつく。
叶斗がそばにいてくれたらそれだけでいい。
叶斗じゃないと嫌だから……っ
わがままだけどずっとそばにいて欲しいって。
「……ほんと可愛いすぎ。急に素直になるとかずるい」
「え、かな…っ、んっ…」
顔をぱってあげた瞬間に落ちてきたキス。
「死んでも一生離さないから。俺のそば離れるなよ?」
そんな甘い言葉が聞こえてきて今まで以上に甘くとろけるようなキスが降り注いできた───