好きって言わせるから。



【ううん、何でもない】



やっぱりダメだと思って送ったそのメールで叶斗との会話は途切れた。



時計をみるともう夜の9時。



寂しさを紛らわせると思ってつけていたテレビは今となっては余計寂しさを感じるものとなって消すに消せない。




つけっぱなしにしながらお風呂に入ろうとしたとき、



───ガタン



っ…!



大きな音を立てる窓。



風の音…?


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