好きって言わせるから。



カーテンを開けて外を覗いても特に変わったことはなかった。



その代わり風がビュンビュンと吹いていたからやっぱり風なんだと安心していると……



────バチン



「っ、今度はなに…?」



急に真っ暗になった家の中。



停電……?



さっきの風といい停電といい怖くてその場から動けない。



すると追い打ちをかけるように聞こえたのは



─────ピンポーン



っ、こんな時間に誰……?



‘‘幽霊‘‘とか言わないよね……?

< 42 / 257 >

この作品をシェア

pagetop