好きって言わせるから。



リビングのソファーに座らされた私。



「あ、停電しちゃったの…」



電気をつけようとする叶斗にそういえば「停電…?」と不思議そうに聞いてくる。



「外明るかったけど?」


「そうなの…?」



じゃあただブレーカーが落ちただけ…?



でもなんで…



やっぱり幽霊にイタズラ…?



「ちょっとブレーカー見てくる」


「あ、まっ……っ…」



こんな暗闇の中に1人でいるのが怖くて出ていこうとする叶斗の裾を掴んじゃった。



慌てて手を離したけど叶斗はそれを見逃してくれなくて……

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