好きって言わせるから。



「私1人で帰れるよ?」



「ダメ!! 誘拐でもされたらどうすんの⁉」



っ…


怖いこと言わないでよ花穂……



すると後ろから…



「心桜ちゃん一人なの? 俺が送ってこうか…?」



「っ、千隼くん……大丈夫…です!」



閉店までずっと店で勉強をしていたといた千隼くん。



千隼くんが先輩だと知ってこんな風に接していいのか分からなくて小さな声になってしまうと…



「心桜ちゃん、今まで通りに接して? ね?」


「う、うん…」



今まで通りに接していいんだよね、、



まだ驚きと申し訳なさが消えないけど…



「それで! 心桜ちゃんが1人なら俺送ってくよ?」


「っ、でも……」



千隼くんに送ってもらうのはやっぱり申し訳なくて断ろうとした時…

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