彼は私の絵師なので!〜好きだから、渡さない〜
そう言い、樹里はスマホから音楽を再生する。ここで今、想いを乗せて零のために歌うのだ。樹里はドキドキしながら口を開く。
今 I love youで始まる僕らを
もっと照らしてくれよ
変わらない愛や希望の類もまだ
信じてみたいのさ
ほら I miss youって諦めムードでも
wow 蹴飛ばして行けよ
時代柄暗い話題が街行けど、
愛を謳う
零の前で初めて恋愛の歌を歌った。樹里の綺麗な歌声にカフェテラスはすっかり静まり返っている。樹里はゆっくりと口を開いた。
「私……ずっと前から、零のことが好きです」
そう言い微笑むと、零の顔は真っ赤になっていた。そして言う。
「えっ!?樹里ちゃんって僕のこと嫌いじゃないの?」
「えっ?どうして?」
「だってすぐ逃げちゃうし……てっきり……」
「あ、あれは恥ずかしいからだよ!!」
互いに顔が赤くなっていく。そして、どちらからともなく笑った。
「……じゃあ、僕も言っていいんだね。僕もあなたのことが好きです」
今 I love youで始まる僕らを
もっと照らしてくれよ
変わらない愛や希望の類もまだ
信じてみたいのさ
ほら I miss youって諦めムードでも
wow 蹴飛ばして行けよ
時代柄暗い話題が街行けど、
愛を謳う
零の前で初めて恋愛の歌を歌った。樹里の綺麗な歌声にカフェテラスはすっかり静まり返っている。樹里はゆっくりと口を開いた。
「私……ずっと前から、零のことが好きです」
そう言い微笑むと、零の顔は真っ赤になっていた。そして言う。
「えっ!?樹里ちゃんって僕のこと嫌いじゃないの?」
「えっ?どうして?」
「だってすぐ逃げちゃうし……てっきり……」
「あ、あれは恥ずかしいからだよ!!」
互いに顔が赤くなっていく。そして、どちらからともなく笑った。
「……じゃあ、僕も言っていいんだね。僕もあなたのことが好きです」