彼は私の絵師なので!〜好きだから、渡さない〜
樹里が喜びに満たされる前に、ふわりと零に抱き締められていた。樹里は「は、恥ずかしい……」と震える声で言うが、零は「ダメ」と離してくれない。
「これからはハグもキスも当たり前にしていいんだもん」
その言葉に樹里はドキドキしてしまう。胸が高鳴り過ぎて壊れてしまいそうだった。
「おめでとう!」
「お幸せに!!」
「素敵な歌だったよ〜」
「二人で何か歌ってほしい」
カフェテラスにいた生徒たちが樹里と零に口々に言う。樹里と零は微笑み、「じゃあ歌おうか」と離れた。
「それでは二人で歌います。嗚呼、素晴らしきニャン生!!」
音楽が流れ出す。樹里の手をギュッと零が包んで微笑んだ。樹里はドキッとしながらも握り返す。
両想いになった日、みんなの前で歌ったこの歌は、樹里にとって特別な歌となった。
「これからはハグもキスも当たり前にしていいんだもん」
その言葉に樹里はドキドキしてしまう。胸が高鳴り過ぎて壊れてしまいそうだった。
「おめでとう!」
「お幸せに!!」
「素敵な歌だったよ〜」
「二人で何か歌ってほしい」
カフェテラスにいた生徒たちが樹里と零に口々に言う。樹里と零は微笑み、「じゃあ歌おうか」と離れた。
「それでは二人で歌います。嗚呼、素晴らしきニャン生!!」
音楽が流れ出す。樹里の手をギュッと零が包んで微笑んだ。樹里はドキッとしながらも握り返す。
両想いになった日、みんなの前で歌ったこの歌は、樹里にとって特別な歌となった。