俺の彼女は魔法使い
今日のテストは、本当にハードで、4限連続テストだ

1限目のキリ教を終えた後は、教室を移動して社学の教室棟に向かわなくてはならない

そこで2つ目の必修である『基礎社会学』のテストがあるのだ

当然の如く、隣に座るのは彼女だ

このテスト中、彼女はシャーペンとクルクル回しながら、眉間に皺を寄せていた

それを見ながら『確かにこの問題、思っていたより難しい』と俺も眉間に皺をよせた

授業は簡単というか、何となくテストなんて大丈夫だろうと思わせる講義だったのに、意表を衝かれたような微妙な問いばかりする問題が、今俺の目の前に陳列していた


これは落とすかもしれない……


そう思いながらも、俺はとりあえず最後まで問題を考え続けはした


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